浴衣を着ていくと、いつも着崩れてしまう・・・
帰るころには、はだけてしまっている・・・
なんて人は実は多いんじゃないでしょうか?
せっかく浴衣を着て行っても、途中で着崩れてみっともないことになるのは、
ものすごく残念ですよね。
今年は、そんなことにならないように、ぜひこちらで防止策をチェックして、
最後まで着崩れずに過ごせるように頑張ってみてくださいね♪
浴衣の着崩れを防止する方法は?
浴衣の着崩れを防止する方法で、
まず基本の一番大事な部分は、体の補正です!
これをおろそかにしてしまって、着崩れている人も多いと思うので、
まず、ここをポイントとして抑えておいてください。
◆体の補正
体の補正をするというのは、体の凹凸をなくすということです。
浴衣を着るときは、なるべくずん胴になるようにしたほうが着付けやすく、着崩れもしにくくなります。
胸は和装ブラなどでなるべく平らになるようにし、おしりの上の部分のくびれにもタオルなどを入れて、
背中とおしりの境目がなるべく平らになるようにしましょう。
タオルを入れるのが難しい人は、補正パッドというものがあるので、それを購入すると楽です。
その他、下記のことに意識するだけで着崩れにくくなるので、チェックしてみてください。
◆腰紐
補正の次に大事なのは、腰紐です。
腰紐がゆるいと、必ず着崩れてしまいます。
腰紐は、前から後ろに回し、1周して前に戻し、一旦、ぎゅっと背中側をしめます。
それから、前でしっかりと結びましょう。
背中側を強く締めて、お腹の部分はしめつけないようにすると、苦しくありません。
◆伊達締め
次に伊達締めです。
腰紐をしてるから、伊達締めまでしなくていいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、
伊達締めは、おはしょりの形と衿が緩んでくるのを防止してくれる効果があるものなので、
着崩れが気になるなら、腰紐だけでなく、伊達締めも使用したほうがいいですよ^^
◆どう着崩れるのか?研究してみる。
出かける前に、一度、浴衣で1日過ごしてみて、どこがどう崩れるのか?
着崩れた時にちゃんと直せるか?練習してみてもいいですね♪
◆所作に注意!
着崩れる原因の1つには、所作に問題がある場合もあります。
大股で歩いたり、大きい動作をしてしまったりすると、着崩れてしまいます。
歩くときは、内股気味にちょこちょこ歩き。
体をひねるという動きは衿や裾が開いてきてしまう原因になるので、気を付けましょう。
また、腕を高く上に上げるのも、着崩れの原因となります。
なるべく小さい動作で、おしとやかに過ごしましょう^^
浴衣の簡単な着崩れの直し方とは?
初めに着崩れないように、着るのがベストですが、
頑張ってもどうしても着崩れちゃうときもあるので、
浴衣のよく着崩れてくる部分別に、応急処置法をご紹介しますね♪
◆衿(えり)が広がってきた!
襟が広がってきてしまった場合は、身八口という脇腹のあいている部分から手を入れて、
下前(内側の衿)をひっぱります。次におはしょりの上前(外側)の部分をゆっくり引っ張ります。
◆帯がゆるんできた!
帯が緩んできた場合は、タオルやハンカチを帯の中にかまします。
背中の部分に下から帯の中に入れます。
タオルやハンカチは、あらかじめ持参しておきましょう!
◆裾が下がってきた!
裾が下がってきた原因は、おはしょりの下の腰ひもがゆるんでいるのが原因です。
帯の下から見えているおはしょりをめくり、下前と上前を腰ひもの上に引っ張り上げます。
出来れば、腰ひもをきつく結びなおしておくと安心です。
そして、おはしょりを引っ張って、整えます。
◆背中がだぶついてきた!
後ろ側のおはしょりをゆっくり下に引っ張ると直ります。
◆おはしょりがだぶついてきた!
おはしょりを真ん中から左右にスライドさせて脇腹部分に寄せます。
自分で着付けていると、仕組みもわかるので、更に直しやすくなると思います。
自分で着ない場合でも、どういう着付け方になっているのか?チェックしながら着てくださいね。
浴衣でもともと着崩れないものってあるの?
浴衣の着崩れない方法、着崩れた時の対処方法をご説明してきましたが、
そもそも、着崩れない浴衣ってないのか?という話です。
実は、あります。
正式な浴衣と呼んでいいのかはわかりませんが^^;
二部式浴衣というものがあります。
二部式というのは、浴衣が上下でセパレートになっているタイプのものです。
セパレート浴衣ともいわれています。
着方は簡単で、下の部分は巻きスカートのようになっています。
くるっと巻いて止めるだけ。
上は、甚平などを着るような感じで、紐を結ぶだけです。
後は、作り帯をして完成!
上下繋がっていないので、動きやすく、着崩れにくく、
もし着崩れてしまったとしても、すぐ簡単に直せますよね。
どうしても、浴衣の着付けが苦手な人は、このセパレート浴衣も検討してみてもいいと思いますよ♪
まとめ
着崩れないためには、やはりちゃんとした着方をするのが一番です。
後は、小さい動作で着崩れないように気を付けること。
この2つを基本にして頑張ってみてくださいね♪