浴衣を着付けるときに、襟の合わせはどっちが前だったっけ?と毎回悩みませんか?
間違ってしまっては、せっかくの浴衣の着付けが台無しなので、正しい着付け方を確認しておきましょう!
浴衣の合わせはどっちが前?
浴衣の襟はどっちが前とか書いていないので、ふとしたときに、あれ?これで合ってたかな?と不安になりますよね。
浴衣の襟の合わせ・襟の重なり部分がどっちが前なのか?というと、
自分の右側の襟を先に体に合わせる
というのが正解です。
右の襟を先に体に合わせてから、左の襟をその上に合わせます。
先に右の襟を合わせる事から、これを「右前」といいます。
「右前」の「前」というのは、「先にする」という意味合いでの「前」なんですね。
「右を先に体に合わせるから右前」と文章で覚えておくといいですね。
もう少しくどく説明すると、
右襟を先に体に(前に)合わせてから、左の襟を合わせるので、襟が重なったときに上(外側)にくるのは、「左の襟」です。
ややこしいですよね~・・・。
ちなみに、こちらの画像を見てください。コレが正解です。
写真を見ると、襟の形が「y」の字になってますよね。
人から見て「y」の字に見えるようになっていればOKです。
出かける前に家族に確認してもいいですし、自分で鏡で確認する場合は「y」が反転している状態になっていればOKですね。
もう一つ、わかりやすい確認の仕方も覚えておきましょう!
「右手が懐(襟の中)にスッと差し込めればOK」
着物の襟の合わさっている部分には、物を入れておいたりすることが出来ます。
小さいお財布を入れておいたり、茶道をしている人なら懐紙という紙を入れておくことも。
(落としやすいので財布や携帯を入れるのはおすすめしませんが)
だいたい右利きの人が多いので、物を取り出したりするのは右手を使う事が多いです。
その時に、右手が襟元にスッと入れることができるか?と考えるとわかりやすいです。
合わせが逆だと、右手を懐に入れるのは難しいですよね。
・左の襟の方が外側にきているか?
・人から見て「y」になっているか?
(鏡では「y」が逆転している状態)
・右手を懐にすんなりと入れることができるか?
この3つのどれかを覚えておくと間違う事もなく、簡単です^^
浴衣の合わせ方は男女で違うの?
シャツなどの洋服は襟の合わせが男性と女性で逆ですよね。
洋服では、男性が右にボタン、女性が左にボタンがついています。
なので、浴衣も男女で襟の合わせ方が逆になるんじゃないか?と不安に思う方もいらっしゃると思います。
でも、浴衣では、襟の合わせは男女とも同じ「右前」です。
ちなみに、子供も同じく右前になります。
浴衣だけじゃなく、着物も同じ右前になるので、覚えておくといいですよ^^
ちなみに浴衣や着物で襟を「左前」にしてしまっていると、亡くなった人に着せる着物の着せ方になってしまいます。
このことから、「縁起が悪い」着方といわれています。
せっかくの浴衣姿なのに、周りから縁起の悪い着方だなと思われては残念なので、しっかり確認してくださいね^^
浴衣の襟 着付けるときにも注意!
浴衣を子供や人に着付けるときに、ついつい襟の合わせを間違ってしまう場合もあります。
着付けをしてあげる人の正面に立って着付けていると、自分とは左右が逆になるので、つい間違ってしまうんですよね^^;
うっかりしないように、しっかり着付けるときには気をつけてあげましょう。
人に着つけてあげる時は、最後に自分から見て襟が「y」の字になっているか?の確認をするといいですよ^^
まとめ
襟の合わせは着付け方の中でも大事なポイントです。
一般的によく言われる「右前」さえしっかり覚えておけば着る時にもすんなり着られるようになります。
他にも最後の確認方法として、ご紹介した確認方法を一つ覚えておいて、着付けの時にしっかり確認するようにしましょう^^