豚の角煮は、お箸で切れるくらい柔らかく作ろうと思うと難しいですよね。
脂身のところは、トロトロになるんですが、赤身のお肉の部分がパサついたり、固くなったりと、
うまく作れない!と悩んでいる人も多いと思います。
今日は、何度も作ってやっとこれだ!という作り方にたどり着いたので、そのレシピをご紹介します。
何回作っても、お肉が固くなってしまうという方は、工程を間違えたりして、お肉が固くなる方法で作ってしまっているかもしれません。
固くなる原因も一緒にご紹介しますので、合わせてチェックしてみてくださいね♪
豚の角煮が柔らかくなる方法!
豚の角煮を作って、お肉が固くなってしまった・・・という方、お肉が硬くなる原因をご紹介しますので、
まずは一度、自分の作り方に当てはまっていないかどうか、確認してみてくださいね。
◆お肉が固くなる原因
1.煮込む時間が短い
角煮は、普通の鍋で作る場合は、最低3時間~4時間ほどは弱火でコトコト煮込む必要があります。
もっと短時間で作りたい場合は、圧力鍋を使用しますが、圧力鍋でも、私のもっているものでは合計1時間以上は煮込みが必要でした。
2.下茹でをしていない
ココで下茹でするの?と思った方は、ココが大きな原因です。初めから調味料で煮てしまうと、お肉は柔らかくなりません。
何も調味料を入れていない状態で長く煮る必要があります。
3.みりんを入れている
調味料にみりんを仕様している場合も、お肉を固くしてしまいます。
ミリンはお肉を固くしてしまう作用があります。これはお肉だけではなく、魚やじゃがいもなどでも同じことで、煮物をする際、煮崩れをさせたくない場合は、みりんを入れて素材を引き締めます。
角煮で柔らかく作りたい場合は、みりんは仕様しないほうがいいですね^^
では、この3つの事に注意して、更にお肉が柔らかくなる方法も入れたレシピをご紹介します!
◆お箸で切れる豚の角煮のレシピ
・豚バラブロック600g~800g
・水750cc
・醤油120cc
・酒 80cc
・砂糖大匙1
・蜂蜜130g
・にんにく(つぶす)1片(なくてもOK)
・しょうが薄切り1片
下茹で用
・ねぎの青い部分1本分
・しょうが1片
・水
お好みで、卵、大根など♪
1.フライパンに油を引かず、お肉はブロックのままで、全面焼き色が付くように強火で焼きます(表面だけ焼ければOK)
2.お鍋にたっぷりの水とねぎの青い部分、しょうが1片をいれて、水からお肉を煮ます。通常のお鍋なら30分~1時間くらい。弱火でコトコト煮て下さい。
3.そのあと、冷ましてからお肉を切ります。熱いまま切ると肉汁が流れ出てしまいパサつきの原因になります。
4.分量の水と調味料を入れたお鍋にお肉を入れます。このときも水から煮込みます。沸騰したら、弱火でコトコト2~3時間。途中、味を見て調整をしてください。
◆出来上がりの写真
この工程通りで、お肉もお箸で切れるほどやわらかい豚の角煮ができます。
ちなみに、私は圧力鍋で作りますが、下茹でに45分弱火で圧力をかけた後、急冷(一気に圧力を抜く)、そのままお肉を冷まします。冷めたら、切って、調味料と一緒に圧力鍋で30分弱火で火にかけたあとは、自然放置をして、上記の画像のようなお箸で簡単に切れるくらいの柔らかさになりました。
調味料は、みりんの代わりに、はちみつを入れると、甘味と照りもでます。さらに、はちみつと酒には、お肉を柔らかくする効果があるので、はちみつはぜひいれてみて下さい♪甘味も優しい甘味で、砂糖を多くいれるより、美味しいです。
どうしても、はちみつがない場合は、砂糖でも代用可能です!砂糖ははちみつの3分の1の分量で同じ甘味がでるので、この場合は、40~45gでOKです。
豚の角煮の残り汁でアレンジ料理♪
角煮を作った後に残った煮汁、結構、量もあるし、捨てるのは勿体ないですよね。
せっかくなので、次の日のご飯にも、残り汁をを活用できる方法をご紹介します♪
◆煮物に再利用!
もう一度、この煮汁で、煮物をすることができます!
そのまま、茹で卵を煮て、煮卵にしたり、里芋や大根を煮ても美味しいです^^
じゃがいもとお肉を入れて、肉じゃがにもできますし、こんにゃくを炊いてもいいですね♪
材料を切って煮汁に入れて、火にかけるだけなので、次の日のご飯づくりが簡単になって助かります。
◆ちょっとアレンジ
牛丼や、すき焼き、親子丼、かつ丼などにもこの煮汁を使えば、美味しく簡単に作る事ができます♪
角煮のお肉が残っていたら、小さく切って、卵とじにして、丼にしちゃっても^^
また、煮汁を冷ませば、ゼリーのように固まると思うので、それを利用して、小籠包を作るのもおすすめです!固まったままの煮汁を餃子の具を包む時に一緒に入れて包んで、焼くと、食べた時にじゅわ~っと汁が出てきますよ^^
他には、少し、水や塩を足して、炊き込みご飯に利用もできます。ウェイパーや鶏がらスープなどの中華出汁を足して、ラーメンスープにもできます♪
まとめ
柔らかい角煮を作ろうと思うと、本当に時間がかかりますが、根気よく煮てみて下さい^^
調味料で煮る前までの工程も重要ポイントなので、ぜひやってみて下さいね♪
煮汁もいつも捨てている方は、ぜひアレンジもして、煮汁まで楽しんで下さい。
ご紹介したレシピは少し甘めなので、アレンジの事を考えると、もう少し甘さ控えめにしてもいいかもしれません。調整して、自分好みの味にして下さいね^^