新盆・初盆の場合には、絵柄付きの盆提灯とは別に、
初めてあの世から我が家へ帰ってくる故人のために、白提灯を飾るのが一般的です。
白提灯はどう飾るのか?いつからいつまで飾っておくものなのか?
また、通常の盆提灯のように、毎年使うものなのか?処分するものなのか?
色々、疑問が出てきますよね。
白提灯の疑問について、まとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
新盆に使う白提灯の飾り方って?
●飾る場所は?
白提灯は、初めてあの世からこちらへ戻ってくる故人が迷わずに帰ってこれるように、目印として飾るものです。
ですので、飾る場所は、軒先など外から見える場所がいいですね。
ただ、防犯上(白提灯を盗むような罰当たりな人はいないと信じたいですが)の理由や、
マンションなどで軒先、玄関先に飾るのが難しい場合は、ベランダや窓際など、外から見えるような場所にしてもいいです。
通常の盆提灯と一緒に、仏壇の周りに飾るというご家庭もあります。
●飾り方は?
吊るすタイプを飾りたくても、軒先や玄関先に吊るすような場所がない時は、提灯スタンドというものや、鴨井にひっかけることができる金具も売っています。
突っ張り棒タイプで、室内に吊るすことができるタイプもあるので、もともと吊るせる所がない!という場合は、そのようなものを購入して吊るせばOKです。
●白提灯はいくつ必要?
通常の盆提灯は一対で飾ることが多いですが、白提灯は1つあれば大丈夫です。
新盆の白提灯はいつ飾るの?
お盆の時期は、地域によって7月盆と8月盆に分かれます。
7月盆は、東京・横浜など一部地域で、現在では全国的には8月盆の地域が多いです。
どちらの盆も13日~16日までなので、白提灯もその期間は飾るようにするといいです。
ただし、絶対に13日に出さないといけない!ということはなく、7月(8月盆なら8月)に入ってすぐに飾るお家も多いです。
片付けるのも、17日以降で大丈夫です。
点灯する時間は、基本は日が暮れてからです。
1日中、灯しておく必要はありません。日中や明るい時間帯は消しておいて大丈夫です。
また、夜でも電子式のものならいいですが、火を灯すタイプのものは、その場を離れる時や寝る時などは、必ず消しましょう。
新盆の白提灯って、1回使ったら処分しないといけないの?処分方法は?
白提灯は、1回だけの使用です。次の年のお盆には使いません。
昔は、各家でおたき上げをしたりもしていましたが、現在では、自分の家で燃やすなんて事はできませんよね。
その場合は、お寺に持って行き、処分して頂ける場合もありますので、一度、問い合わせてみるといいです。
もしくは、全部は燃やせないにしても、形だけということで、少しだけ火をつけて燃やして、しっかり消火できていることを確認したら、ゴミに出して処分するという方法もあります。
ゴミに出す場合は、塩でお清めをしてから、紙に包んで出すといいですよ^^
白い紙で包むと、よりいいようです。
ただ、何ゴミになるのか、普通にゴミとして出すのか?粗大ごみなのか?は、地域によって違ってきますので、一度、市町村に確認してください。
白提灯について最後に
白提灯は1度だけ使うものですが、新盆には欠かせない大事なものです。
あの世から初めて帰ってくる大事な方のために、しっかりと準備したいですね。
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