「夏の土用の丑の日にうなぎを食べる」
というのは、知っている人は多いと思いますが、そもそも、土用の丑の日って何の事か知っていますか?
そして、なんで土用の丑にうなぎを食べる習慣があるのか?
詳しく知っていて、土用の丑にウナギを食べている人は少ないのではないでしょうか?
実は、うなぎは夏に食べるのにピッタリな食材なんですよ^^
簡単に説明しますので、ぜひ、読んでいって下さいね。
土用の丑の日とは?
土用の丑の日とは何か?と考えた時に、
まず「土用」と「丑の日」に分けて考えると、とっても簡単なので、まずは別々に説明しますね。
◆土用って何?
土用というのは、それぞれの季節の最後の日からさかのぼって18~19日間の事です。
季節の始まりの日は、立春、立夏、立秋、立冬です。
ですので、季節の終わりの日は、この立春、立夏、立秋、立冬の前日ということになります。
この季節の終わりの日の前18~19日間の事を「土用」といいます。
・2016年の立秋は8月7日。
・8月6日が夏の最後の日。
・2016年は土用の期間は19日間。
土用の入り(土用の始めの日)は、8月6日から19日間さかのぼった7月19日。
2016年は、7月19日から8月6日までが夏の土用の期間となります。
◆丑の日って何?
丑は十二支の丑(うし)のことです。子、丑、寅、卯・・・の丑です。
毎年、12年周期で、その年の干支が割り当てられているように、
日にも12日周期でその日の干支が割り当てられています。
もう、お分かりでしょうか?
土用の丑の日とは、「土用の期間の初めの丑の日のこと」をいいます。
ちなみに、2016年は7月30日が夏の土用の丑の日です^^
土用の丑の日になぜうなぎを食べるの?
土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのには、諸説あります。
その中で有名な説として、
うなぎ屋さんが「丑の日」をうなぎを売るキャッチコピーにしたという説です。
江戸時代の中頃に、冬が旬であるうなぎが、夏になかなか売れない!と困ったうなぎ屋さんは、
学者・発明家・作家など、多岐に渡る才能を持った平賀源内さんに相談をしました。
源内さんは、「丑の日に『う』のつく食べ物を食べると夏負けしない」という風習があったことから、
「本日は丑の日!」
というような看板を出すようにアドバイスしたところ、そのうなぎ屋さんがすごく繁盛したので、
他のうなぎ屋さんも真似をし、広がったというものです。
うなぎは夏バテの予防にもいい!
うなぎは昔から滋養強壮の食材として、食べられてきました。
栄養が豊富で、夏バテの予防にも嬉しい栄養素がたくさん含まれています。
特に多く含まれているビタミンAには、粘膜の強化をしてくれる働きがあるので、
風邪などのウイルスが侵入しにくい状態にしてくれます。
また、疲労回復の効果があるビタミンB1も含まれていて、夏バテにはピッタリの食材です。
その他、ビタミンB2、D、Eといったビタミン類や、頭が良くなると言われているDHA、
タンパク質も豊富で、体に必要な栄養がたくさん含まれているすごい食材です。
夏バテしないように、うなぎを食べるというのは、大正解ということですね♪
まとめ
土用の丑の日の意味とうなぎが栄養豊富というのがわかってしまうと、
土用の丑の日には、ウナギを食べたくなりますね♪
おいしいうなぎを食べて、夏を乗り切りましょう!