子供の夏休みの宿題で、子供がよく困っているのが読書感想文。
子「何書いたらいいの~?」
親「・・・読書感想文なんだから、本を読んだ感想を書くんだよ」
「本読んでどう思った?」
子「え、面白かった」
親「・・・・・・・」
我が家で毎回繰り返されてきた会話です。
子供に本を読んだ感想を聞いても、
「面白かった」「面白くなかった」「別に」(・・・別にって何っ!?)
それだけじゃ、感想文になりませんよね。
でも、子供も、読んでいて、要所要所では何かしら思ったり、感じたりしているハズ。
ただ感想文の書き方がわからないっていうだけなんですよね。
なので、こちらで「どうやって感想文を書くのか?」という所をしっかり確認して、
子供に「こう書くんだよ~」という書き方の部分を教えてあげましょう♪
読書感想文の書き方!小学生にどうやって書かせるのか?
読書感想文では、その本を読んで自分がどう思ったのか?という所を書くのが一番大事です。
下記のような質問をして、自分がその本についてどう思ったのか?をまず確認できるようにしてあげましょう。
本について質問をして、その質問の答えを箇条書きで書き出させる
2.なんでその人が好きなの?(印象に残っているの?)どんなとこが好きなの?
3.本を読んで、心に残った場面はどこ?
(もちろんいくつでも思いついたまま、挙げてもらいましょう!)
4.その場面は、「なんでそうなったのかな?」「なんでそうしたのかな?」
「自分だったらどうする?」「主人公や登場人物はどう思ったかな?」
「自分はどう思う?」など、思った事を箇条書きに!
5.登場人物で、自分に似ている人はいるかな?
6.どんな所が似ているの?違う所はどこかな?
7.登場人物の見習いたい所や、「自分はこうはなりたくない!」や、
「もっとこうなりたい!」っていう所はあるかな?
これらのことを質問してあげましょう!
その他、こんなことも書きたい!と思うこと、自分の似たような体験談などがあれば、それも箇条書きにします。
低学年の子なら、一緒に本を読みながら要所要所で質問して、紙に書きとどめていく方法がわかりやすくていいと思います。
または、登場人物に手紙を書いてみるのも一つです。
それが、ほぼ感想文にもなります^^
中学年以降なら、この質問を紙に書いてあげて、自分箇条書きでどんどん埋めてもらうといいですよ^^
箇条書きを見て、書く順番を考え、肉付けする。
箇条書きが出来たら、その箇条書きをどの順番で書くかを決めてもらいましょう。
上の番号順で書いても、悪くないと思いますが、出来れば、一番自分が書きたいこと、言いたい事は何か?を考えさせます。
そして、それを一番先に書くのか?後に書くのか?を考えてから、
どの順番に書くのがいいかな?と考えるといいですよ^^
箇条書きを文章として肉付けするのは、初めは難しいかもしれないので、うまく例をだして、
どうやって文章にするのか?ヒントを出してあげるといいですね。
大切なのは、子供が「自分で考えて書いた!」と思える事です。
箇条書きの答えは、なるべく親は口出ししないことが必要です。
「文章が変だよ」とか、「順番はこのほうがわかりやすいんじゃない?」などのアドバイスはしてあげていいと思いますよ^^
低学年でまだ文章を書く事に慣れていない場合は、肉付けをするのも難しいと思うので、
なるべく自分で考えて書くことができるように、導いてあげてましょう!
文章を書く事は慣れでもあるので、やっているうちに、自分で考えて書けるようになってきますよ^^
来年、再来年には、自分で全部できるようにする訓練だと思って、フォローしていけるといいですね。
読書感想文の題名の書き方は?
読書感想文の題名ってどんなものにすればいいかというのも、悩むところですよね。
ただ、題名のつけ方に正解などはないので、好きにつけても大丈夫です。
(コンクール入賞を狙っているなら、別かもしれませんが・・・)
読書感想文の題名の定番は、
『○○を読んで』
『○○の感想』
というように、○○のところに本の題名を入れるというのがあります。
これなら、簡単ですよね。
これは簡単すぎるかなと思う場合は、本を読んでみて一番の感想を持ってくるのもおすすめです。
先ほどの箇条書きをした後で、何を一番伝えたいか?というのを考えましょうとしましたが、
その一番伝えたいことを題名にもってくるのです。
一番の感想:「仲間の大切さがわかった」
『仲間を作ることの大切さ』
『仲間は大切』
一番の感想:「鬼にたちむかう桃太郎の勇気がすごいと思った!」
『桃太郎の勇気がすごい』
『怖いものに立ち向かう勇気』
一番の感想:「桃太郎強い!」
『桃太郎は強い!』
など、小学生なら、素直な感じで書いてもいいかなと思います^^
他には、本を読んでの疑問があれば、それを題名にもってきてもかっこよくなります。
「なぜ桃太郎は鬼に立ち向かっていったのか?」とすごく疑問に思って、
それを自分はこう思っているという内容なら、
「なぜ桃太郎は鬼に立ち向かっていったのか?」
という題にすると、読む先生の興味も引き出せますよね^^
読書感想文の原稿用紙の書き方は?
原稿用紙の使い方は、昔ちゃんと習ったはずだけど、
大人になった今では、そのルールもだいぶ忘れていますよね。
はじめの書き出しの部分は、学校で指定があれば、その通りに書けばいいのですが、
そうでない場合は、下記を参考にしてください。
◆原稿用紙の書き方
題名:1行目に書く。上は2~3マスあけて書き始める。
名前:2行目に一番下のマスが1マスあくように書く。苗字と名前の間も1マスあける。
本文:書き始めは、1マスあける。段落が変わる場合は、改行し、1マスあけて書き始める。
句読点:「、」や「。」は1マス使う。
ただし、一番上のマスにきてしまう場合は、最後の文字と同じマス内に書く。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
読書感想文は書き方はいろいろありますが、このやり方だと、
ちゃんと自分の考えや感想を書いていけるので、おすすめです。
また子供の夏休みの宿題は、どこまで親がフォローすべきなのか?というところは、
家庭それぞれの線引きがあると思いますので、ご家庭の方針にあったやり方で、
ぜひお子さんの宿題のフォローをがんばってくださいね。