お中元には、届いて嬉しい場合と、
届いてしまって悩む場合、どちらもありますよね。
通常、お中元はお世話になった方への感謝の気持ちを込めて贈るものですが、
お世話をした覚えがほとんどない方から送られてきてしまうと、びっくりします。
なんだか申し訳ない気持ちになりますし、
お返しをしたり、正直、面倒な気持ちになります。
これが、毎年続いてしまうと、
こちらも、毎年、頂いてしまって申し訳ないという気持ちと、
お返しを考える手間とお金がかかってしまいます。
そんな事を続ける前に、先方へ今後のお中元の辞退を申し入れてみましょう!
お中元が疎遠な人から届いた!上手な断り方とは?
一般的にお中元の断り方は、3つあります。
・送られてきたものと同等または倍の金額の物を贈る。
・お礼状の中にお断りの一文をいれる。もしくは電話でお断りする。
・届いたものを、包装をあけずに、包装し直し、送り返す。
1つ目の同じ金額くらいの物を相手に送るというものですが、
私の経験からは、同じ金額くらいの物では、相手はお断りの意として受け取ってくれません。
恐縮されながらも、ただのお中元のお礼だと受け取られる場合が多いです。
相手の方が、この意味を知らない場合も、当然、意味を分かってはもらえないですよね。
倍以上の金額のものを送っても、相手が意味を知らなかったら、
まったく意味がないものになってしまいます。
2つ目のお礼状の中に一文、お断りの文言を入れておくというのが、
相手の方にも一番わかりやすく、かつ丁寧にお断りできる方法なので、おすすめです。
3つ目は、最終手段だと思っています。
やはり、せっかく送ったものを、どのような理由でも送り返されてしまうと、
相手はショックだと思うので、よほどの場合じゃない時は使わずにいたい手段です。
お中元のお礼状での断り方は?
あまりお付き合いのない方からのお中元でも、せっかく送って頂いたものなので、
今回は、有りがたく頂戴して、次回からはお断りをしたいという場合、
お礼状でその旨をしっかりと先方にお伝えしましょう。
例文を1つ載せておくので、アレンジして、使ってみてくださいね。
以下、例文
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拝啓 厳しい暑さが続いておりますが、お元気にお過ごしのことと存じます。
さて、この度は、お心遣いの品をお贈り頂きまして、
誠にありがごうございました。
日ごろ、何もお役にも立てておりませんのに、大変恐縮しております。
ご厚意はありがたく存じますが、
今後は、どうぞこのようなお気遣いはなさいませんように、お願い申し上げます。
益々、厳しい暑さに向かいますが、皆さまくれぐれもご自愛くださいませ。 敬具
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必ず、頂いたお品のお礼を書いて、
今後の気づかい無用との一文をいれましょう。
お中元のマナーではお断りはOK?
お中元を辞退するという事は、マナー違反にはなりません。
ただ、何も断りもなく、品物を送り返したり、受取拒否したり、
高額なものを送り返すのは、マナー違反です。
送られてきた品物も辞退したいという場合でも、必ず、
お礼状と一緒に心苦しくも受取は辞退させて頂くという旨の内容の手紙を書きましょう。
手紙やはがきを出すのがマナーとされていますが、
最近では、メールや電話で済ませる人もいます。
どちらにしても、今後のお付き合いを続けたい相手なら、
丁寧な対応をしてくださいね。
まとめ
疎遠な相手から初めて送られてきた場合は、かなりの高額品という場合を除いて、
一度は受け取ってあげるのがいいでしょう。
その上で、来年からは送らないでねという意思表示をしましょう。